2009年10月22日Windows7が発売された。前のVistaの発売が2007年1月30日だったから、約1年10ヶ月ぶり、WindowsXpからVistaまでは5年3ヶ月掛かっていることからして、異例の早さのリリースである。それはマイクロソフトはVistaの汚名挽回をあせっていたからだと考えられる。
私は、発売前のVistaにWindowsMEと同様×をつけてしまったが、Windows7は内部バージョンではWindowsNT6.1でVistaのバージョンアップ版でしかないことが雑誌等で取り上げられている。そう、7ではない訳だ。このネーミングだけでも、私は気にくわない。WindowsVistaでUltimateがあったように。
約7年半使用している私のマシン(Pentium4 2.4C MHz:WindowsXp Sp3でツールを使用して完全チューニング済み。私がこんなに長く使っているマシンは、過去の経験では全くない。)でデュアルブートでWindows7のβ版をインストールしある程度テストをしてきた。Vistaに比べ、起動時間だけはかなり早くなって少しは期待できるかなと思っていたが、アプリケーションを起動するとVistaそのもの、大した性能がでない。
私は、過去は3年ぐらいのサイクルで新製品に買換えをしてきたが、そろそろ、i5ぐらいに買換えしたいものだと思いつつも、現在は大した収入がないので、忍の一文字である。ただ、Windows7 Sp1が発売される時期までには何とかしたいが、当分は、導入の検討するつもりもないし、触れることもあるまい。
と思っていたら、Windows7の製品版と初顔合わせする機会がやってきた。10月24日、新たなお客様から「Windows7のアップグレードインストールをやっているが、うまくいかない。何とかしてくれないか。」との電話が入った。色々聴いてみると、Windows7で動かないソフトを多くあり、アンインストールする手間が大変だとのこと。今回のアップグレードは単純にいかないようだ。私はVistaを否定していたので、インストール作業はほとんどやったことがないため、Vistaの時も同様であったかもしれない。
PC本体とソフト等一式を持参して貰い、まず最初に説明書に目を通したが、アップグレードインストールはかなり面倒なようだ。当然のことながらクリーンインストールを提案。作業を開始したが、パーティションの削除、作成に、手馴れているWindowsXpのディスクを使用しようとしたら、ブルースクリーンが出現した。急ぎであったので、原因を解明しないまま、Vistaがインストールされているドライブをフォーマットし、Windows7のインストールは完了した。以後異常は出なかった。
続いて、Office2007をフルインストール、又、私のお奨めフリーソフト(ccleaner、defraggler)をインストールしたり、又々、新しくMicrosoftがリリースしたウィルス駆除ソフトSecurityEssentialsを探してみたが、見当たらず、ダウンロードすることとなった。SecurityEssentialsはWindows7の付属品ではなかったことが判明。
今日中にはお客様にお渡しせねばなるまい。そのため今回は、残念ながらテストする時間が全くないに等しい。次回に譲らなければならない。
ここで、私のWindows7の使用感を述べておきたい。これをお読みになった方には反論もあろうとは思われるが、大マイクロソフトに対してヨイショをしたって仕方がない訳で、私の本音を述べておく。ただ、このPCはノートだったため最新の自作機でテストしなければ何ともいえないかもしれない。
1. | やっぱり、これはVistaでしかない。Windows7のβ版よりも起動は遅くなっていた。 但し、安定性は良くなっているような気がする。 |
2. | ソフトがシステムを書換える際、一々画面が真っ暗になって、「承認」ボタンを押して下さいと出る。この部分は設定で変更出来ることとなった。当然だろう。 |
3. | 透き通ったフレームの「エアロ」って必要があるのか、「ガジェット」も同様である。 この部分はもういい。設定を勝手に変えればいいことなので。 |
4. | ディスクデフラグを勝手にやってくれるが、状態は全く見えない。 この件は、直っていない。ユーザの要望はないのかな。 |
5. | メニューの使い勝手のみ良くなっているが、メニューの整理がドラッグで出来ない。 この件はチェック出来ていないが、マイドキュメントを他のドライブに移動させるのに大変手間がかかったので、直っている可能性は少ないだろう。 |
6. | Windows7に文句ばかりつけているように思われるかもしれないが、これは使い勝手のことを述べているからだ。これは一部分でしかない。 それよりもWindows7の発売により、大きな期待が生まれてきたのは事実だ。PCのソフトウェアが全て64bitへ移行する転換点が生じていることだ。 OS64bit化のメリットは、表面上は認識する搭載メモリ量が大きくなることだけで、当初は特に変わったこと起こらない。それに、周辺のドライバやアプリケーションが64bitに対応していないから駄目だとか、現状では必要がないとか、このような転換点では、色々なコメントを述べる輩が一杯出てきて、何のことかも、全く理解できない状況に陥ると思う。 しかし、PC処理能力は確実に大きくなっていくことは間違いがないので、これからのPCを大きな目で見ていれば、PC及びPC使用環境について、劇的な変化を遂げていくことには違いない。その変化とは、将来のお楽しみだということだ。 |
以前、「新しいWindowsはβ版と受止め、導入の検討はSp1が出てから」と書いたと思うが、Windows7についても、同様な感触を持ってしまった。マイクロソフトのCEOはビル・ゲイツからスティーブ・バルマーに交代してからマイクロソフトの製品には、Windows、Officeを含め駄作、失敗作が多い。というのが、私の感想だ。
Microsoftでの製品に関する決定権は誰が握っているかは、私は全く何も知らない。又、ビル・ゲイツが開発にどれぐらい関っているかも知らない。Officeはまあ関係ないだろうが、Windowsはどうだろう。最近のマイクロソフトはセンスが悪いとしか言えない。
WindowsXpが発売された時、起動した画面を一目見て、PCにこんなどぎつい画面は不要だと思い、すぐにWindows Classicに変更、当然、馬鹿でかい容量の壁紙を外し、スクリーンセーバを停止させた。この機能を根っこから止めてしまうコントロールパネルにある「管理ツール」「サービス」から「Themes」を停止させる方法を知ったのは、数ヵ月後のことであった。
これだけで、Windowsの性能は向上する訳で、とんでもない機能である。以来、私のPCを含め、私が関ったPCは全てこの設定になっている。
それに、Windows/OfficeXpとも使っていないメニューがすぐに表示しなくなった。OfficeXpからだが、右端に作業Windowsが開くのもいただけない。極めつきは、Office2007から始まったリボンインターフェース、直感的に機能を探せるとのフレコミだが、A4、1枚の書類を1時間ぐらいかかって作成して喜んでいる初心者なら兎も角、永年、Officeで巨大なシートや何10枚に亘る文書を扱ってきた者にとっては、Officeにメニューがなければ、きめ細かな物は作成出来ない。
マイクロソフトは本来のメニューシステムをなぜ否定してしまったのか、不思議でならない。大抵、永年のOfficeユーザは2003以前のバージョンを使っているはずだ。又、無料のOfficeも存在するし、名目、大手メーカ製のPCにバンドルされているOffice以外は特別にお金を出してまで、購入するのは、初心者だけということになってしまう。
そうか、初心者は大手メーカ製しか買わない。とすると、Officeのパッケージは誰も買わない。
最近のMicrosoftは、過去の利権にしがみついて生きているような劣悪な企業に見えて仕方がない。初心者のみにヨイショばかりして、ユーザインターフェイスだけ変えて販売を続ける。このままの状態でドル箱であったOfficeが売れなくなってしまったら、Windowsのバージョンアップを短期で繰り返すようになってしまい、XX年版Windowsというようなネーミングがされるようなことが起り得ることになるのではないか。
PCが生まれてから、この分野の先駆者達は私より5歳下の人々が多く、希望の星であって、羨望の的であったビル・ゲイツの辞任会見や西和彦等のコメントが、シラケ切っているように感じるのは、私だけだろうか。「PCは終わった。」と言いたげだ。
出よ!! 次世代のOS。Windows以外から必ず出てくるものと、私は信じている。