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パソコン自作のススメ1

 

 

 

 

 

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◎良いパソコンを手に入れるには、自分で組立てること

 

 業者でも友人でも良いが、パソコンのハード・ソフト共に、かなりの知識を持った人にアドバイスをして貰うことが重要である。


 がしかし、貴方の周りにいる業者や友人が、有能であるかどうかを見分けるのは難しいことだ。


 この点を踏まえ、まず、良いパソコンを手に入れる方法を考えてみたい。

 

 

〇良いパソコンの定義

 私が考える良いパソコンとは、

 

1.まず、フリーズしないパソコン(性能が安定している)

  いくらベテランのパソコンユーザであっても、頻繁にフリーズするとパソコンの前に

 すら座りたくなくなってしまう。勘弁して欲しいパソコンの代表格であろうか。

 

2.安定動作をし、スムースな処理能力を持っているパソコン(基本性能がよい)

  廉価版CPUオンボードグラフィック(大手メーカ製はほとんどがこれだ。)の機種

 は、使うアプリケーションソフトによっては、まともに動作してくれないこともあるの

 で、避けたほうが良い。


3.長持ちするパソコン(拡張性が高い)

  パーツの増設に、ある程度の余裕を持っていること。メモリやハードディスクの価格

 が程々に下落した時が増設のタイミングであり、徐々に増設していけばあなたのパソ

 コンを延命させることができる。

 

〇ジェリーパーネル氏はかく語りき

 下記は、日経BP社発行「日経バイト」に創刊以来連載されていたアメリカの著名なSF作家ジェリーパーネル(Jerry Eugene Pournelle)氏のコラム混沌の館にて(Computing at Chaos Manor)(2003年だったと思う。)に掲載された内容である。

 

1.私は時折、新しいパソコンを手に入れる一番いい方法は、自分で組立てること
 と主張している。

2.有能な社内の助っ人やコンサルタントの支援さえあれば、企業にも当ては
 る。

3.メリットはより安心できることと、故障の頻度が少なくなることだ。 

 

 ジェリーパーネルはこの3項目を取上げ、それに、友人の言葉として、性能はそこそこでもいいが、部品の品質に妥協してはならない。を付加している。

 

 

〇消えた正統派「日経バイト」誌

 

 日経バイト誌は1984年11月に創刊以来まじめな編集方針で、少しレベルが高く、詳細な内容、辛口の論評、広告が少ない。であった。今でも、他のパソコン専門誌とは一線を画していたと私は思っている。

 

 その日経バイト誌に、連載コラムの目立たない本文中とはいえ、このような大手メーカ製のパソコンをずばり否定した内容が掲載されたことは、長年、数多くのパソコン専門誌を購読してきた私からしても、他のパソコン専門誌にこのような記事が掲載された事実は知らない。遅ればせながら、日経バイト誌に拍手を送りたい。


 パソコン専門誌発行している出版社は、色々なレベル向けにパソコン専門誌を種々発行しており、必ず、大手パソコンメーカの広告が掲載されている。大手パソコンメーカに遠慮するのは当然だろう。


 残念なことだが、日経バイト誌は2005年12月に休刊になってしまった。復刊の可能性は極めて薄いと考えられる。正統派は消え去るのみかジェリーパーネル氏のコラムについては、読者に対するお詫びかもしれないが、2006年5月から日経BP社のサイトに、続・混沌の館にて(http://blog.nikkeibp.co.jp/pconline/konton/)として復活している。


 1997年に自分用のパソコンとしてこわごわ自作したのを皮切りに初心者のお客様には、特に良い物を使って貰いたいとして、どっぷり浸かってきた私からすると、ジェリーーネル氏は腕利きの技術者を多数抱えているが、彼自身はパソコン自作の初心者であり、意外な発言と感じるものもある全てを良しとする訳にはいかないが、興味のある方は一読されることもよいと思われる。

 

 ◎ずばり、私の本音

 

 〇パワーユーザは、自作が当たり前

 私風情がものをいうのはおこがましいことだと思っているが、パソコンパーツメーカが消費者に直接販売するパーツを、ただパソコンが使えれば良いという人達は、決して購入することはないだろう。

 

 永年、大手メーカ製を使ってきたパワーユーザ達は、多くの対価を支払ってきた割には、多くの不満を持っていたはずだ。もう少しお金を払っても、良い物を欲しいとの要望から、徐々に自作に移行し始めたといえるが、実際には、もっと大きい理由があった。

 

 20年ほど前、まだOSすら統一されてなかった。大手メーカも各社各様のやり方でやっていたため、新製品が発売されたら、全てを買換えをしなければならなかった。価格的にも現在の3~4倍していたから、家族の承認を得ねばならず購入資金が用意できたとしても、あきらめなければならないこともありえた訳である。

 

 その頃、パソコン仲間から、中身をフル増設させたパソコン本体を見せてもらったことがある。その持ち主曰く概観が変わらなければ、家族に知られることはない。これが、パワーユーザの本心ではなかろうか。現在なら、パソコンケースだけ残して、全てを新製品に変えてしまうことも可能。増設もやり放題このパソコン自作の時代を、多くのパワーユーザ達は、この世の春と受け止めて喜んでいるだろう。


 パソコン自作する際マザーボードにCPUを装着し、ファンを固定するだけでもかなりのリスクを伴う。パーツの相性で、メモリの問題で全く動作しないことも過去にはあった。それに私自身、CPU取付時に誤ってマザーボードを傷つけ、あっという間に数万円を失った経験を何回もしている。新しいCPUが発売され取付方法が変更された時が一番危険である。全てが自己責任なのである。


 それでも、私は大手メーカ製よりもパソコン自作の方を推薦する。それは性能が良い、安定している、拡張性に富んでいる。長期に亘って使えるということだ。

 

〇主要パソコンパーツの購入は、発売後数か月待とう

 パーツ選びは、ジェリーパーネル氏の友人の言葉通りだ。これを心に留めておこう。

 

 まず、最初にパソコンのファクタを決定するCPUとマザーボードを決めよう。マザーボードは絶対に新製品を選びたいこれが、パソコンを延命させる第1歩だ。


 ただし、購入は新製品発売後約3ヶ月経ってからだ。価格も安定するし、当初、不具合があったとしても、大抵BIOSを修正することにより安定動作をし始める過去、チップの不具合によるマザーボードの回収騒ぎを経験したことがあるが、約1~2ヶ月で収まっていることからして、3ヵ月後というのは安全圏であるといえる。


 CPUについては、新製品の内一番性能の高い物は他の物と性能差があまりなくとも、極端に高いプレミアム価格で販売される。その後、上位のCPUが発売されると、一挙に大暴落することになるので、高過ぎる買い物をしてしまう注意が必要である。そのため、これを購入しようとするのは最高性能を必要とする特別な分野の研究家か、余程金が余っている僅かな好事家に過ぎないだろう。

 

 CPU選びをする際、賢いユーザは下位の物(といっても廉価版は避けて通ろう。1年半ぐらい経つと性能に満足できなくなることが明白)から検討をし始める。シリーズの仕様や予算に合わせて程々の物を選ぶ、余裕があっても1ランク上との価格差が大きく感じたら、下位の物で我慢しよう。1ランク違いでは、そんなに性能差が出ないからだ。


 やはり冷静に情報を集め、動作及び価格の安定を数ヶ月待つこと。これが失敗しない主要パーツ選だ。パーツショップにしても、発売後数か月も経っておれば、パーツの相性問題を把握していることになるので、安心して購入できるということだ。

     続く

 

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変更日 2010/03/04 08:05:43